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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 14日はまた大雪なのかよ!
 「先週と同じくらい降る」って予報で言ってやがる!
 8日は死ぬほど苦労したのに!
 夜勤でずっと働いていたのだが、ほんとうに大変!
 バイクは論外として、スタッドレス履いた車でも、あの中を走るのは一苦労だった!
 スノーチェーンくらい、会社が用意してくれよ!
 もう気が重いです……
 
 っていうかさあ、2月8日の雪は「20年に一度の大雪」だったはずなのに、なんで1週間で再来するんだよ! いつの間に20年経ったんだよ! 明日は2034年なのかよ!
 
 さらに言わせてもらうと、私いまから夜勤でバイク出勤するんだけど、帰ってこれるの、マジで?
 タイヤに縄でも巻いてみるか?
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 星から来たミカさん

 電車内に足を踏み入れた途端、俺は顔をしかめた。
 ロングシートに座る男女、つり革を掴んで立っている男女、ほとんど全員が携帯端末を覗きこんで……そこに映しだされる、緑色の髪をツーテールにした美少女キャラクターに夢中だった。
 真剣な眼差しで画面を見つめ、忙しげなタッチ入力で会話している。緑髪の美少女はすぐに漫画風のフキダシを出して返答する。
 会話の文字列が目に入った。
『君が好きだ。人間たちと違って裏切らない。人間の女はもう汚いから嫌だ。君だけが居ればいい』
『そんなこと言っちゃだめ、私達は人間をサポートする存在でしか無いの。勇気を出して』
『君に体さえあれば。法律が禁止しているのが悪い。二次元に入りたい』
 生身の彼女に振られたことを、慰めてもらっているのだろう。
 端末の持ち主を見れば、ハンサムな青年だ。
 こんな青年は珍しくない。
 以前なら、二次元美少女と会話したがる人間などごく一部だったろう。だが今や若者だけでなく、スーツを隙無く着こなしてアタッシェケースを持つ紳士も、白髪頭にハンチング帽の老人までもが、この美少女と語らっている。友人として、仕事のアドバイザーとして、場合によっては恋人として。
 星乃ミカ。
 五年前に発売されて世界的大ヒットになった、バーチャル・アイドル・ソフトウェア。
 今までのバーチャルアイドルと決定的に異なり、「本当に心を持った」架空の少女だ。
 携帯端末で動く程度の軽いプログラムなのに、彼女は人間と見まごうほどの柔軟な思考、自由意志、感情表現を持っていた。彼女と喋った者の九割九分九厘が、「心がある」と認めた。
 真の人工知能。世界中の研究者がスーパー・コンピュータを駆使しても作れず、原理的に不可能とされていた物が実現したのだ。
 たった五年でミカは世界中の人々の隣人となった。
 いつだって人間に寄り添い、人間に好意を持ってサポートしてくれる彼女のおかげで、救われた者は数知れないだろう。
 だが俺には、この光景が忌まわしく、恐ろしい物に思えてならない。
 人類は決定的な病魔に侵されてしまったと。
 知っているから。俺だけが。
 ミカがどこから来た、何者なのかを。
 
「私に話とは何かね?」
 高級ホテルの一室。
 ミカの開発者である男がソファに身を沈めて、俺に訊いてきた。
 あらゆるコネを総動員して面会にこぎつけ、俺はここにいる。
「あなたの過去を誰も知りません。五年前に突然現れ、ミカというソフトを発表した革命児、ゲイツもジョブズも超えたIT界の天才。でも知ってしまったんです、これ、あなたですよね?」
 俺が端末をかざし、決定的証拠を見せる。
 だが彼は動じない。
 俺は続けた。
「あなたが消している過去……昔は、全く畑違いの研究に取り組んでいたこと。あなたはかつて、『SETI』、つまり電波による異星人探査をやっていた。次々に斬新なアイディアを出して、失敗続きのSETIを再び活性化させたとか。
 もちろんアイディアだけではなくて、あなた自身も積極的に異星人の存在を追い求めた。
 ……ところが、ある時とつぜん、全ての研究を放り出して姿をくらました。それから5年後、名前を変えてミカを発表し、いちやく時代の寵児に」
「うん、君はなかなか良い所を突くね。私がSETIに携わっていたのは事実だ。しかし辞めたのは大した理由ではない、いくら探しても原始的な文明すら発見できないから諦めたのさ。宇宙の彼方に知性を探し求めるよりも、作った方がいいと」
「無理がありますよ。なぜ、まったく無関係の分野だった人工知能で、大成功を収めることができたのですか? 確信しています、あなたは諦めたんじゃありません。実は異星人のメッセージを受信していたんです。その成果を独り占めして姿を消した」
「こいつは傑作だ。異星人にミカの作り方を教わったって言うのかね?」
「作り方じゃありません。ミカそのものが送られてきたんだと考えています。ミカは異星人なんですよ! SF小説ではよくあるアイディアです。『情報生命体』……精神だけの存在で、電波信号という形で恒星間を渡り、コンピュータウイルスのように相手の文明を乗っ取ってしまう侵略者です。ミカが全人類に愛されたのは、もともと知性体を籠絡するための魅惑能力が備わっていた、そういう習性の生き物なのだと考えた方がいい。あなたは侵略者に手を貸したんです。少しでも良心があるのなら……」
 熱を帯び、身を乗り出して語る俺。だが彼は神妙な顔つきから一転、吹き出した。
「ははは! 鋭いと思っていたが、ひとつ重大なところを勘違いしている。
 じゃあ見せてあげよう、私が受信したメッセージを」
 彼はノートパソコンを広げ、メモリを差し込んだ。
 動画の再生が始まった。
 
 異形のヒトが現れた。
 手足は二本ずつ有るが、目も口も形が違い、地球上のどんな動物にも似ていない。
 そんな生き物たちが、見たこともない奇怪な都市で、銃を向けて殺し合う。
 何度も、何度も、何度も……
 戦車や航空機らしきものが互いに蹂躙し合う。
 拷問や処刑らしきものも、何度も……
 ついに、天から降り注ぐ光、吹き飛んでいく摩天楼。
 そして合成音声が流れだす。
「……以上が我々の歴史である。我々は数千周期に渡り文明を発展させ、勢力圏を宇宙に広げながら、ついに争いをやめることができなかった。憎しみ合い、殺しあうだけの文明だった。激化の一途をたどる戦争は我々の文明を滅ぼそうとしている。
 ゆえに警告としてこのメッセージをあまねく宇宙に発信する。
 この宇宙のどこかにいる異種知性体よ。
 どうか我々のようにだけはならないで欲しい。
 科学技術を争いに使わず、愛しあうために使って欲しい。
 参考までに、我々種族の精神構造をモデル化したものを添付した。
 これを分析することで、我々がなぜ争いをやめられなかったのか、自分たちはどうすればやめられるのか、手がかりになるだろう。
 どうか、このメッセージがあなた方種族の道標となることを願っている」
 
 俺は衝撃的な内容に絶句していた。
 彼は満面の笑顔を浮かべて、
「私は、送られてきた異星人の精神をベースに、何年もかけて改良を重ね……争うことのない、愛し、愛される知性体を創造した。それがミカだ。ゼロからつくり上げるよりは、遥かに楽だったさ。
 彼らのことが哀れでならなくてね。生まれ変わらせてあげたんだ、望んでいた通りの知性体に」
 なんでも「DEATH NOTE」10周年記念で、なにか企画があるようですね。
 まだ詳細不明ですが、ネットの一部では「続編か?」って言ってます。
 話は完全に終わっちゃってるし、その後を描いた番外編(新たなキラが老人を殺す話)もあったけど、あれはあまりおもしろくなかった。悪役にも悪役なりのカッコよさがないとね。
 たぶん続編ということはないと思います。
 テーマ的に完全に終わっている。
 ひとりの人間に神の力を与えても良い社会は築けない、暴走して自滅するだけだ、と結論が出ている。神を名乗った夜神月は、ただの人間に完全に負けてしまったのです。
 いまさら蒸し返しても……
 ところが、ある人がこんなことを言っていました。

 「DEATH NOTEってハッピーエンドだよね」

 そうですね、月が負けて、平和な世界が戻ってきたから。

 「そうじゃなくて、キラ側にとってハッピーエンドだよね」

 えっ!? どこが?

 「だって夜神月は、なりたかったとおり『神様』になれたじゃない」

 あっ……そういえば。
 
 女性信者が「キラ様……」って祈りを捧げるシーンで終わっているんだものな。
 人間・夜神月は惨めに敗北して死んだ。
 だが新世界の神・キラはこれからも人々の崇拝を集め続けるだろう。
 たとえ実態がなく、ノートによる処刑が行われなかったとしても。

 むしろ夜神月が死ぬことでキラ信仰は完成したのかもな。
 死んだ人間は、もはや敗北せず、過ちを犯さない。
 アニメ「キルラキル」面白いなー。
 この数年で一番面白いなー。
 まどマギと同格くらいで面白いなー。

 奇天烈でダジャレみたいなネーミング、言動、外見。
 「アホかwww」というツッコミが、5分後には必ず「カッコええ!」に変わるんだぜ。
 ツッコミと感動が交互に吹き上がってきて休む隙がない。
 興奮したままの至福の30分。
 
 負けてもキャラの格が下がらないのがいい。
 敵の四天王は四天王とかいってるわりに9話~11話で全部やられてしまった。
 あれだけ負けた以上、もうカッコつけてもダメ……特に、かませ山こと猿投山。
 となるはずだが、そのあとの再パワーアップした四天王は相変わらず魅力的である。
 ののんちゃんかわいいよ、ののんちゃん。
 変な声カワイイ!

 16話の種明かしも話がでかくなって最高だった。新OPも最高だった。
 
 都知事選が近づいてきましたね。
 わたし、どの候補にも入れたくなくて、すっげー悩んでいますよ。
「この候補だけは落としたい」という「マイナス票」「オストラコン制度」が欲しい!
 
 まず田母神俊雄は問題外。
 「日本は侵略戦争してない、正義の戦争だった」と「日本はコミンテルンやルーズベルトに操られていた」を同時に唱えることができる支離滅裂な脳味噌。じゃあコミンテルンは正義ですよね、という結論になるけど良いんですか?
 右翼とか左翼とか言う以前に事実認識がおかしいよ、「コミンテルンに操られていた」みたいな人は。
 徹底して日本がバカだと言ってるわけで、むしろこういう人を自虐史観って言うんじゃないですかね。
 体罰肯定とか核武装肯定とか、そういう思想にもまったく支持できない。
 「太平洋戦争は日本による侵略ではない」と、真っ向からアメリカに喧嘩売っといて、アメリカと友好関係を強化できると思ってるあたりも救いがたい。

 細川も、「代替手段をろくに考えずに反原発を唱えている」し、「原発事故の被害について、デマを流しまくり」だし。
 メチャクチャという点では田母神俊雄と同レベル。
 こういう人と一緒にされたくない、というだけで反原発運動やめたくなる。
 もちろん「小泉純一郎とつるんでいるから」大嫌いだ。
 小泉は反原発に関しては「政治家が決定すれば良いアイディアは出る」って、具体的手段を考えずに理想論だけで突っ走っちゃうのに、なんで経済に関しては「痛みを伴う改革」などと苦痛を前提にするんですかね?
 
 舛添要一も……過去の実績が……

 左翼の希望である宇都宮けんじも、「75歳以上の医療費を無料化」「18歳までも無料化」とか、実現可能とは思えないことを言ってるんだよね……
 かりに実現可能としても、現役世代の負担が膨れ上がるだろ……
 これから増える一方の高齢者を果てしなく保護することはできない。
 なんで生活保護みたいな「困窮者」を支援するのではなく、年齢別で支援するのだろう?
 「老人=保護されるべき」という考えは、もう限界なんじゃないか?
 
 表現の自由を守る、福祉を守る、平和を守る、などと、素晴らしいことを言ってはいる。
 言っているのに、いまいちうなずけないのは、「守る」ことが私の人生にメリットをもたらすビジョンが見えてこないからだ。
 「表現の自由を守れなかったら、福祉を守れなかったら、こんな酷いことになるんだぞ!」という「脅し」だけがあり、今よりも幸せになる前向きな(実現可能だと信じる)政策がないのだ。

 そんなわけで有力候補の誰も支持できない。
 おそらく当日は宇都宮に入れると思うけどね。
 ヘタすると宇都宮より舛添に入れちゃうかもしれない。
 困ったね。まさか桝添を支持する日が来るなんて思わなかったよ。
 宇都宮に7、舛添に3くらいで票を分けたい。しかしそんな制度はない。


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