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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 「ブラッドファイト 蒼血殲滅機関戦闘録」 を更新しました。

 凛々子の過去を知る敬介。凛々子の過去は壮絶なものだった。
 関東大震災の直後、廃墟と化した帝都で、人々が理性を失って虐殺に走る中、彼女はたった一人で虐殺に立ち向かっていたのだ。
「一皮剥けば同じでも! ボクは絶対にその一皮を脱がない!」
 その奮闘は、人類に失望していたエルメセリオンの心を動かした。
 力及ばず、凛々子も殺されそうになったとき、エルメセリオンは言う。
「君のような人間は初めて見た。もっと君と観察したい。
 君がもし、力さえあれば信念を貫けるというなら。
 私が力を貸そう。君が決して信念を曲げない限り」
 こうして凛々子はエルメセリオンの被寄生者となり、苦しむ人々を救うため戦い続けることとなった。以来80年、凛々子がエルメセリオンとの約束を破ったことは無かった。

 敬介は凛々子の過去を知って打ちのめされる。だが「自分はどうすればいい、姉のために教団側につくか、それとも任務を遂行するか」という結論はまだ出せなかった。なぜ凛々子はこんなにも自分の意志をしっかりもてるのかと不思議に思った。

 こういう話です。
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 こないだ工事現場の昼休み、現場監督さんが政治の話を始めました。
 どんどんヒートアップしていき、やがて公園に轟けとばかりの大演説になりました。
 「民主党の政策がいかに間違っているか」という内容です。
 主に、公共事業を削減で仕事が奪われることに憤慨しているようです。
 しかも、これからは増税するだろうと。
 にもかかわらず、本当に減らすべき支出は削減していない……監督さんは公務員の数を減らすべきと考えているようです。
 で、結論としては、民主党政権で俺たちの生活はボロボロになると。
 民主党のバカどもは死んでしまえと。

 う、うーん……
 反論できない、10年も投票し続けてきた人間として、擁護する義務があると思うけど……
 実際に公共事業削減で職を失いかねない人間に向かって、「痛みを伴う改革(笑)」とか言えません。

 民主党の経済政策が非常に場当たり的で、手当たり次第に修正パッチを貼り付けるようなヘタクソなものであることは私も感じています。
 「公共事業を削減して福祉を充実させよ」というのは長期的には正しいし、賛成します。でも短期的にはメチャクチャな混乱を招くでしょう。「仕事がなくなっても生活保護を受けられるからオッケー」などという人間はそれほど多くありません。
 貧困層にとっては大きな負担増になると思います。私もです。

 でも、たとえ経済政策がメチャクチャであっても……
 私は、民主党や社民党のことをある程度は支持します。
 児童ポルノ法案が改悪されるのを阻止してくれたからです。
 児童ポルノ法が厳しくなると私は刑務所に入ります。
 未成年を、ぶっちゃけロリを、エロティックに描いたものが大好きです。
 私が好きなのは本当の子供じゃなくて、アニメや漫画や小説の中の「外見が幼く見えるキャラクター」なんですが。
 10歳未満禁止とか、強姦描写禁止とか、そういうことなら分かる。でも自民党が主張していたように、「未成年、または未成年に見えるキャラを性的に描くこと自体が罪」だというのなら、私の生きる喜びの半分は消えます。
 だから私の大切な世界を守ってくれてありがとう、と思っています。
 非常に極端な話になりますが、

 1、普通のサラリーマンになって、結婚して子供も作れる。でもアニメや漫画は厳しく規制されているので楽しめない。
 
 2、一生、年収200万のアルバイターのまま。もちろん結婚などできず、いずれ病気になって働けなくなり、野垂れ死ぬ。でも漫画やアニメなどは規制されておらず、思う存分楽しむことができる。

 どっちの人生を選ぶかといわれれば後者です。後者のほうが幸せです。
 両立できるのが最善に決まっていますが……
 アニメや漫画や小説など、空想の世界がくだらないものだとは思わない。
 現実の就職や結婚と同じか、それ以上に重大なものだと思っている。
 だから私はオタクだし、だから小説を書いている。
 究極的なことを言うと、空想の世界の自由と幸福さえ守られれば、他は全て失ってもいいと思っている。

 あと根本的な理由として訊きたいんですが、一体どういう理由で児童ポルノを規制するのか分からない。ポルノが性犯罪を誘発しているという根拠は一切ない。因果関係、関連性を示してくれた人間は誰もいない。
 山本弘が作ったこのサイトを見れば、関連性の無さは明らかです。
 
 たとえ空想の世界の中であっても悪い事をやってはいけないのか。
 それは人類の文化の根本否定です。馬鹿げたことです。
 さらに、ポルノを特別扱いする理由は何なのか。
 麻生太郎の好きな「ゴルゴ13」だって、教育上よい漫画とはまったく思えません。
 なぜ、金の為に人を殺しまくるのがOKで、少女とセックスするのがいけないのか理解できない。
 「ロリ物は私たちを不快にさせるからダメだ」って言うのか?
 それを言うなら、私は野球が大嫌いで、野球のユニフォーム着た中学生が歩いてるだけで全身が震えだして「殺される!」とか思いますよ。野球は私を不快にさせるから禁止するべきですよ。
 誰も不快にさせない表現なんて有り得ません。
 
 などという事を、子持ちの女性の前で力説した事があって、かなり嫌悪の目で見られたのですが、でも私は後悔していません。これからも同じ考えです。
 最近面白かった本。

 葛西伸哉「恋愛撲滅隊コイスル」ファミ通文庫。

 ジャンルは「アンチ・ラブコメディ」。

 主人公の少年は、失恋したショックで「恋愛のバカヤロー!」と叫んだ。
 すると何者かに拉致されてしまった。
 彼を拉致したのは同じ学校の美少女たち。
 彼女達はこう名乗る。
 「人類はレンアイという宇宙からの侵略者に支配されている。
 我々はレンアイと戦い、人類を解放する革命組織『コイスル』!
 お前は見所があるから仲間になれ!」
 「なおコイスルの秘密を漏らすものは、酷い目に遭わす!
 と……
 主人公はなし崩し的に「コイスル」の「レンアイ撲滅活動」に付き合わされることになり、「隊長」こと露草未否(つゆくさみいな)の電波な言動に翻弄されつつ、波乱の毎日を送ることに……
 で、主人公は最初、「こいつらおかしいよ!」としか思っていなかったのですが、だんだん隊長の「ちょっと考え方は変だけど、とっても知的で、一生懸命で、物事を深く考えていて、信念があって……」みたいな所に好意を抱いていくのです。ある瞬間、「ぼくはこの人が好きなんだ、どうしよう……」と気づいてしまう。
 恋愛を否定することで逆説的に恋愛を描く物語です。
 
 なんといっても隊長の魅力が面白さの8割を占めてると思います。
 だから隊長を好きになれるかどうかで、この小説の評価が決まると思います。
 私の好みにはピッタリです。
 絶世の美少女で、ロリ体型。頭脳明晰だが「レンアイは悪だから撲滅する」という奇妙な信念を持つ。
 とにかくエネルギッシュで、押しが強く、演説癖がある。でも演説すると呂律が回らなくて必ず台詞を噛んで、恥ずかしがる。
 しかも近眼で、隠れ眼鏡っ子なのです。
 普段は裸眼ですが、漫画を読むシーンで眼鏡をかけました!
 だらけて読んでいた私は驚愕し、「ちょ、ちょっと待ってくれ! いま正座する!」
 
 で、私はこの小説を読んでる間、強い既視感をおぼえたんですよ。
 私はこの小説を読んだことがある。
 いや……書いたことがあるぞ!
 自称革命家の電波少女に振り回されて、いつの間にか好意を抱いてしまう物語……
 こ、これは「赤星サヨの革命戦記!」じゃないか!
 もちろん、「アイディアを盗まれた」などと妄言を垂れるつもりはありません。
 「革命少女に振り回される」なんて、こんなシンプルなのはアイディアでもなんでもない。単純化すれば同じ話に見えるという箇条書きマジックに過ぎません。
 でも……
 同じ話でもこんな風に書ける、ということは確かなんだ……
 革命少女を「ライトノベル変換」「萌え変換」する方法は、ちゃんとあるじゃないか!
 こう書かないから私の小説はダメだったんだ。
 どうして、現実の左翼をそのまま美少女にしただけで、事足れりとしたのだろう?
 なんでも巨大台風が来るそうですな。
 こんな日にもバイクで夜勤に出る。
 しかも今日の現場はクレーンを使う作業だ。
 危険じゃねえかなあ。
「危険なことを、安全に遂行するために警備員がいるんだよ」
 そうだけどさあ。

 今回の台風はコースは50年前に名古屋を壊滅させた「伊勢湾台風」と同じくらいの強さで、コースも同じだそうですね。
 私も「ジャジャ」というバイク漫画で読むまで伊勢湾台風のことは知らなかったのですが、大変な天変地異だったそうで……
 今の日本なら大丈夫だよな! たのんだぞ50年間の治水努力!


 
 こないだの週刊少年ジャンプを読んで確信。
 やっぱり「バクマン」で一番かわいいのは蒼樹さんだよ!
 イマイチ主人公のコンビに感情移入できない。高校生のジャンプ作家なんて人生がうまく行き過ぎているから(笑)。そんなわけで35歳でようやく漫画家になれたデブの中井さんに共感しながら読んでいたのだが……
 蒼樹さんに完全に振られた! これはキツイわー。
 まず結ばれることは有り得ねえとわかっていたが……
 でも、きっぱりと振るシーン、その後の編集者と会話するシーンの蒼樹さんの、なんと可愛らしいこと! これは線じゃない! 絵じゃない! 生きている! とか口走りたくなったね。少女の可憐、大人の思慮が完璧にマッチングしているね、あの瞬間!
 あの数ページを舐めるように読み返しています。
 この人はなんで眼鏡をかけたりかけなかったりするんだろう、と思いながら。
(いつもかけてください)

 それにしても蒼樹さん、男を振った直後に「真剣な恋愛漫画」を描く事になるとは皮肉ですわな。中井さんの立場になってみれば「あああああああ」以外の何物でもない。
 なんだかんだいってバクマンは、それほど深刻なオチにはならない。これまでも「悲劇になるぞ!」という煽りはあったが、最悪の予想よりはずっと良い展開だった。きっと中井さんにも救いがあると信じている。
 これがチャンピオン連載だったら中井さんは「主人公の反面教師」というだけのキャラで、とっくに出版社の屋上から身投げしている。小豆も枕営業をさせられているよ。

 あとバクマンの主人公達は、「編集者がダメっぽい路線を強要してくるので、新人賞に応募してやり直しを図る」という行動をとりつつあり……
 「選考員が新妻エイジだから編集者より信頼できる」とか言って。
 うーん、これはどうなんでしょう。
 あなたたちはエイジ先生の「ライバル」を自称して、それがプライドだったんですよね。
 それなのにエイジ先生の眼力を頼りにして、引っ張り挙げてもらおうとするのは、なんか違わないですか。
 このへんの筋の通らなさも、主人公コンビにイライラする理由です。


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