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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 寒いですよね!
 1年前を遥かに凌ぐ寒さ。
 うお。バイクのカギ穴が凍ってしまって回らねえ。

 今日の東京は大雪。
 工事もお休みで、わたしもお休み。
 バイクが走れない状態なので、よかったよかった。
 どうしても出勤しろ! って言われたらどうしようかと。

 今日はひきこもるぞー!
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 JRがやっている「列車見張員」の資格を取りました。
 これをとると線路内で警備できるので、警備員の仕事が増える。はずです。
 こないだの研修はどっぷり鉄道漬けでした。
 線路の幅(軌道間)は1067ミリ! とかそのへんから始まって、ダイヤの読み方、鉄道の速度、安全距離、待避姿勢、安全設備の使い方、旗信号などなどを叩き込まれるのです。メシもJRの食堂で食います。
 うーむ。電車も奥が深い。
 何より興味深く、そして恐ろしかったのは、過去の死亡事故の事例。
 過去数十年の事故を覚えさせられた。
 多くの事故は人間の確認ミス・手抜きで発生している。
 あとになってみると、「なんでそんなバカな見落としをしたんだ」と言いたくなる。
 「10番線」を「とおばん線」と言ってしまい、それを「5番線」と聞き間違えた、とか。
 でも、きっと現場では慣れてしまうんだろう。「まあこのくらいいいだろう」「仕方ないだろう」。身に覚えがある。バイクのスピード違反もそうだし、「このくらいの距離なら手袋なしで運転していいだろう」とか、「すぐどけるから、道端に駐車していいだろう」とか、挙句の果てには、「いちいち止まってられないので、インカム使って走りながら電話した」「走りながら地図を見た」とか……
 本質的には、わたしのバイク運転がたるんでいくのと一緒なんだろう。
 ただし列車事故の被害はわたし一人では済まない。
 恐ろしい。責任のでかさが恐ろしい。
 童心だぞ! 童貞心じゃないぞ!

 こないだヤッターマン見たんですよ、新しく作られた奴。
 なつかしいなあ! って、ワクワクしながら見たんですよ。
 
 ところが……おお、小さいころはあんなに好きだったのに、
 「こんな利己的なヤッターマンやだなあ。クラシック・ヒーローは何の理由も無く正義感に溢れているべきだ」とか、
 「変身とか勝利のポーズとか、なんの説明もなく、いきなりできるのは変だ」とか、
 「修理中であるはずのヤッターワンがなんで動くんだよ」とか、
 「ヤッターマンが自力で敵を倒したわけではなく、チビメカだけで倒しているのでカタルシスが薄い」とか、
 そういう細かいこと(子供だったら気にしない)が気になって、のめりこめなかった。
 ボヤッキーたち悪役は「おお、ブランクを感じさせない。中の人はもう70歳なのに! すげえ! 感動した!」という感じで、嬉しかったけど……
 
 わたしは年をとったんだ。痛感した。
 たった30分も子供にもどっていられないなんて。
あけましておめでとうございます、みなさん。
今年もよろしくお願いします。
連休が取れるなんてほんとに久しぶりです。

で、田舎に帰ってました。

うるわしきわが故郷、静岡に。


 相変わらず静岡は栄えていました。「地方都市」のイメージを覆す活況!
 デパートも商店街も人が溢れてるし……
 なんか丸善ができてるよ! アニメイトもメロンブックスもあるし、わたし、ここに住めるよ!

 日本茶カフェ。茶どころなので、こんな店もあるのです。

本の感想。

樺薫(かんばかおる)「めいたん メイドvs名探偵」ガガガ文庫
ちょっと萌え、ちょっとユーモアの、うーん……歴史ミステリー?
「本物のメイド」最後の生き残りが、家を守るため謎の盗撮犯と戦う!

1930年代、大英帝国のメイドが衰退の一途をたどる時代、それでも誇りをもってメイドであろうという人々の矜持が、伝わってきた。
時代性というものをしっかり描いていてすごい、女の子の萌えキャラ的部分もしっかり時代性と結びついているあたりが面白い。
「メイドはご主人が亡くなったら腹を切って殉死せよ」などという「メイド道」が出てきたのに首を傾げていたが、まさかちゃんとした伏線で、主人公の師匠が××××とは!
もっとずっとバカ小説だと思っていたので、意外な面白さがあった。

 2chライトノベル板の忘年会に参加した。
 かつては30人が400冊のライトノベルを持ち寄ったラ板オフ会も、いまでは6人が集まるささやかな会合になった。
 今回も「増田いじり会」だった。

 某1「おーっす、増田先生。小説家あらため政治活動家になった増田先生にプレゼントー」

 会うなり某1が取り出した、「安倍晋三マグカップ」「安倍晋三ストラップ」。

 増田「なんだこれー!」
 某1「これねー、レア物なんだよ! 総理が代わったら古い奴は廃棄することに決まってるんだって。たまたま安部グッズがまだ処分されてなかったんだよ。小泉グッズが欲しいって問い合わせよくあるらしいけど、もう在庫ないんだよねー。で、今の福田なんだけど、グッズ作らないだろうなー、という」
 増田「これをどうしろと!?」
 某1「使うんだよ!」
 増田「はあ……ありがとうございます」
 某1「うおー、ちゃんと受け取るんだ。『自民党め! こんなものォー!』とか言って叩き割られたらどうしようかと思った。いや、俺はそっちのほうが面白いけどさ」
 某2「あのさー、増田先生さー。先生は政治のなんに不満なのさ」
 増田「なんていえばいいのかなー。特定の政策じゃなくて空気なんですよね」
 某3「エアーかよ! 見えない敵と戦ってる!」
 増田「世の中には、『弱い奴は殺してもいいんだよゲハハ』みたいな空気が満ちてるじゃないですか?」
 某2「満ちてねーよ。お前どこの世紀末荒野に住んでるんだよ!
 某3「無いから! 宇宙の電波とか、そういうのは!」
 某1「俺さー。目の前で貧乏人とかケガ人とか苦しんでたら助けるぜ、割と。俺なんすか? 異世界人すか? 超人類すか? ニュータイプすか? それとも全人生を完璧に救わないとダメすか?」
 増田「いや、人間が秩序を保つのは法律などのペナルティがあるからですよ。現にイジメッ子はペナルティがないからやり放題なわけです」
 某1「それは先生が悪いんと違うか? あるいは先生の周りにガイキチが多いとか」
 某2「じゃあさあ、天変地異で警察とか機能しなくなったら、みんなモヒカン軍団になって弱者を虐殺するっての? しねーってばよ。神戸とか、みんな大人しく秩序を再建したろ? モヒカン軍団は出現しなかったろ?」
 増田「関東大震災では皆さん、大暴れしましたよ? あと、アメリカのニューオーリンズも大災害で無法地帯化しました」
 某1「たった二つだけだろ、やまほど災害があるのに、なんでたった二つだけを取り上げるんだよ」
 某2「人間は群れを作る動物だから、秩序が崩壊したら、まずは秩序を作ろうとするんだよ。個人で暴れまくって略奪しまくり、なんてのは人間の本能に反してるんだよ」
 某3「だいたい、そんなことやってる暇あったら小説書いたほうがいいじゃん。空気とか訳わかんないものと戦うより、なにか創作して『神』とか言われるほうがずっと楽しいよ」
 増田「ぼくも基本的にはそう思ってるので、デモとかはいまやってない。1年はやってないな」
 某1「やってなくて、あんだけ掲示板で爆発すんのかよ! おかしくね? いや、おかしい(断定)
 増田「掲示板での話もやめますよ。一ヶ月くらいの間、頭がカッカして、小説のことが全く考えられなかった。あのままだと小説をまったく忘れるかもしれない。恐ろしい。だからやめた
 某2「おせぇ! おせぇよ!」
 増田「まあ、いまさら書いたことは取り消さないから仕方ない」
 某1「うおー、ムダに前向きー。増田先生すごーい(棒読み)」
 某2「いやー。イジメはむごいねー、ここまで人間の人生を歪めてしまうんだ……」

 そんな感じで、みんながわたしの精神を分析し始める。

 増田「それよりライトノベルの話しましょうよ。さいきん何が面白かったですか?」
 某1「あー、ジョジョが面白かった。乙一のジョジョ」
 増田「『The Book』ですか? あれはよかったですよねー。でも岸辺露伴の一人称がなんか違ってますよ。露伴は『うちら』とか『私』とか言わないですよね。『僕』ですよね」
 某1「ちげーよ、露伴の一人称は『この岸部露伴』w」
 増田「他に何かないですか? わたしはねえ。『神様のメモ帳』とか好きだね」
 某1「名前書くと死ぬんだろ、知ってる知ってる」
 増田「違うw これ」

 杉井光「神様のメモ帳」(電撃文庫)
 適度に社会派で、適度にコミカル。沈痛な空気に包まれた世界でも、明るく生きようというエネルギーが伝わってくる、いい本だと思います。2巻もあるよ。

 某2「あー、これね。これの価値はパンチラだけだよ」
 増田「これパンツじゃないんだよ、作者によれば」
 某1「ちゃんと反論しろよ、好きな作品ならw」

 こんな風にライトノベル話もちょっとはあったんですが、

 某1「増田先生、最近小説書いてんのー?」
 増田「持ってきたんですよ、いちばん新しい奴。『赤星サヨの革命戦記』長編版」
 某1「うおー、ノッてきたー! いいねいいね、みんなで添削しようぜ赤ペンでよー!」

 歌舞伎町の喫茶店で、4時間にわたり添削が続けられた。

 某1「かなり気合入れて仕事したよ、俺? なんつーかこれ、細かい直しじゃどうにもなんねーんだよね。根本的な美意識として構成がメッチャクチャなんだよ。作者、もの考えてねえ。つうか、スゲエ手抜きに見える。俺だったら全然別の作品にして、まあそれなりに読めるようにできると思うんだけど……言われてもワカンネーだろうなあ……」
 増田「うーん……? なんだろうそれ」
 某3「ちゃんと小説を読んでるのに、これのダメさが分からないのは、ある意味スゴイ」
 某1「説明できるもんじゃないんだよね。とにかく本屋に並んでる小説はこんな部品がバラバラの書き方してない。仮に構成がこのままでも、ものすげえ文章力とか、ものすげえ個性が尖っていたら、まあ注目はされるかもしれねーけど……
 あ、そうだ、ヒロインを赤星サヨじゃなくて、重信○子にしようぜ! 登場人物はみんなテロリストでよー。中途半端なんだよね増田先生はねー。どうせ反社会的なら、こいつ頭おかしー! やっちまったー! くらいのものを書こうぜ」
 増田「そんなん出版できませんよ」
 某1「バカかお前? 業界のなにを知ってるんだよ。『面白いけどネタがやばいからダメ』なら注目されて、連絡くらい来るっつの。だいたい2chとか見ててもよー。やりもしねえうちから『こんなネタはダメ』とか『市場はこういうのを求めてない』とか『だれそれが出版させない』とか、そんなに言い訳が欲しいのかね、ねえ先生?」
 増田「いや、ぼくに言われても。まあサヨのこの原稿に関しては、面白いと思ったものはタブーとか気にせず入れましたよ」
 某1「じゃあいいじゃん。何入れたっていいんだよ。単にやり方がヘッタクソなんだよ。もう超シンプルじゃん? どうすりゃ脱却できるのかは、俺しらん。考えろ」
 増田「う、うーん……?」

 こんな感じ。
 朝7時ごろに解散し、いちど家にもどって、コミケに行った。
 おお、徹夜したのに眠くない。体が軽く動く。わたしは走れるぞぉー!(禁止です)

 まさにコミケハイ!

 すごいですね、初音ミクは一夜にして最大勢力ですよ。
 いや、数を数えてないから最大とはいえない。
 だが男性向け同人で、もっとも勢いがある題材である、これはもう一目瞭然だった。
 グレンラガンは、残念ながらそんなに多くはない。
 あってもヨーコ本ばっかりで、キノンさんの本なんてわずかだ。
 キノンさん(第3部の)はデコスケしか見てないから、キノンさんを好きになるということは寝取られ趣味に近い。きわめてマゾヒスティックな趣味だ。そりゃ同人誌にするのは難しかろう。
 などとダメ人間なことを書いているうちに今年も終わりになってしまった。

 みなさんよいお年を。


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