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ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設 ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。 こちらです https://kakuyomu.jp/users/pennamec001
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 著作権の話の続き。
 山本弘の主張を知って驚き、考え込んで……
 そして自分はどうだと思い返すと、非常にダサい。
 以前「オマエは二次創作などの著作権侵害を行っているが、どういうつもりだ? 犯罪だぞ?」みたいに突っ込まれたとき、わたしは「プロの作家でもやってる人は大勢いますよ。なんで私だけに言うんですか?」とか、そういう対応しか出来なかった。
 しかしその言い訳はみみっちい。
 正しいことをやっていると信じるなら堂々と論陣を張るべきなのだ。
 
 
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 SF作家・山本弘の発言がスゴイ。

 山本弘のSF秘密基地ブログ

 この8月1日の日記を読まれたし。

 「第二の問題は、そもそも著作権侵害して何が悪いのか、という点である。」

 えええっ!
 普通言えないよ! 作家がこんなこと言えない!
 わたしは「作家は著作権で飯を食っているんだから保護して当然。作家志望であっても同等の自覚を持つべき。著作権侵害を容認してはならない。」という類の説教を頻繁に受けているので、その考えが当たり前だと思っていた。
 だから、パソコンの前でひっくり返りそうになったよ。

 リンク先をよく読むと、

 「MADムービーは大きな可能性を秘めており、業界にとっても大きなプラスになるので、著作権者はあえて放置するべきだ。」

 と言っているに過ぎない。
 著作権が無意味であるとは言ってない。winnyでアニメをばら撒いて良いとか言っているわけではない。
 でも、そういう条件付きであっても、ビックリ。
 何十冊も本を出している人が「著作権を侵害して何が悪いのか」と公言するのは「すごいこと」「重いこと」だよ。勇気ある発言だと思う。
 
 たぶん山本弘は、「職業作家である前に、SF作家」なのだと思う。
 「商売が成り立たなくなるかも」という危機感よりも。
 「動画共有というテクノロジーによって社会が変容してゆく」という感動の方が優先順位が高いのではないか。

 そういえば野尻抱介もニコニコ動画大好きでしたね。
 
かなり悲惨な生活を送っているようですね。生活資金を提供しましょう」

 というスパムが来た。
 だ、誰かが俺を監視してるんだ……

 いつだっけ、政治のことを書いた途端に「小泉潤一郎(なぜか字が違う)」からスパムが来たし!

 っていうか悲惨じゃねえよ!
 週給4万円が6万円になったぜー!
 
 野村美月の「文学少女」シリーズを最後まで読んだ。
 「文学少女と繋がれた愚者」というタイトルの美しさが気になって読み始めた。
 読んだ後に気づいたが、「繋がれた愚者」は1巻でなく3巻だった。ばっかじゃーん。

 恋愛小説+青春小説+微妙にミステリーみたいな、わたしが滅多に読まないジャンルの本。書店でこの小説を手に取ってるのは女の子が多い。このイラストだもんなあ。
 面白かった。「楽しいか?」って言われると「むしろ苦しい、読むのが辛い、切ない」んだけど、でも引き込まれて最後まで一気に読んだ。
 全体としては、

 「かつて天才作家だった主人公が好きな女の子の自殺未遂で傷つき、小説が書けなくなり、文学少女・遠子先輩に助けられて、また作家になる」
 
 という話。
 その「助けられて」の部分が8冊もあって、すごくきめ細かい。
 っていうか、「助けられて作家になる」はバックグラウンドで鳴り続けていた音楽のようなもの。
 表面上はミステリ仕立てで、主人公と先輩が「さまざまな事件を解決してゆく」。

 8冊の間、主人公の周りではさまざまな出来事が起こる。
 さまざまな絶望や罪を背負った人が現れる。

 自分には人間らしい心がないんだ、という女の子。
 自分は友達を裏切ってしまった、という少年と少女。
 「家」に囚われた少女。
 自分をえぐるように、苛烈な小説を書き続ける女。
 
 彼らが、遠子先輩の文学愛によってトラウマを解体され、主人公の体当たり的な頑張りによって癒され、再び未来へと歩き出していく。
 その繰り返しの中で、主人公も変わっていったのだろう。
 物語への愛を思い出したのだろう。人が人に思いを届けることの凄さを再確認したんだろう。
 だから主人公は最後の最後で、「もう小説なんて書かなくていいんだよ」という女の子を振り切り、人並みの家庭的な幸せを捨て、あえて一人の道を進み始めたのだろう。

 ……あらすじを説明するのが難しい。
 このシリーズが面白かったのであらすじに分解しているんだけど、これが本当に、抽象化しづらい……

 でも面白かったんだけど、唯一疑問だったのは、「犯罪がスルーされすぎ」。
 通俗的な言葉を使うと「ヤンデレ大行進」の話だから、レイプ未遂とか殺人未遂とか万引きとか、そういうことをやる奴が何人も出てくるけど。
 法的な処罰を誰も受けねえ(笑)。
 いくら心の傷があったから仕方ないといっても、罪を犯した本人も苦しむといっても、やはり法の裁きはあってしかるべきだと思うんだけど。
 とくに最終巻の竹田さん! あなたが無罪放免はおかしいっしょ。
 東京拘置所の狭き門をくぐるべし!
 大丈夫、きっと彼氏は待ってる。
 っていうか彼氏のほうも入れ!
 明日は朝5時からの勤務が決まった。
 電車では行きたくても行けない、バイク持ちならではの仕事が回ってきた。
 つまり3時ごろに起床しないと間に合わない。
 早起きってレベルじゃねえw
 20時ごろに寝ないと睡眠時間を確保できないな。
 今すぐ寝ろ! いいから! のレベル。
 今までずっと夜勤で昼夜逆転してたのに、いきなり20時に寝ろとか、そんな睡眠の自在なコントロールはできねえw
 しかし、やるしかない。


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