ますだ/ペンネームCの日記です。06年9月開設
ウェブサイト「カクヨム」で小説書いてます。
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私が愛読しているアニメ評論サイト「ミクロKOSモス」さんが、アニメ「ガールズ&パンツァー(以下、ガルパンとする)」を激しく非難している。
リンク先の「4月11日 くたばれ『ガルパン』」を参照して下さい。 なにしろ、「くたばれガルパン」「ガルパンはスナッフ・フィルム」「恥を知れ」とまで言うのだ。 この人はたしかに厳しいことを書くが、「くたばれ」まで言ったのは今回が始めてだ。 読んで、最初は、激しい反発を覚えた。 私は「この作品は不謹慎だ」とか「教育上良くない」とか「ナントカに対する冒涜だ」とか、そういう「道徳的理由での作品批判」が大嫌いだ。不道徳で不謹慎で毒があるから面白いんだ、何物も冒涜しない作品、誰も傷つけない作品は全く面白さのない作品だ、ガンガンやっちゃいなさい、そう思っている。文句言う奴は、右も左も逝ってよしだ。 だから「ミクロKOSモス」を言い負かしてやりたい、という衝動に駆られた。 駆られたが…… 「ガンダムだって戦争を娯楽として描いているのに、なぜガンダムは称賛するのか?」 「ガルパンは戦争じゃなくて、戦車を使ってるけど誰も死なない平和的な戦いを描いてるんだよ?」 「あなたはエヴァンゲリオンやガンスリンガーガールを称賛するが、どう考えてもスナッフ・フィルムに近いのはあっちの方だろう。女の子が惨たらしく死ぬよ?」 私の頭から出てくる反論はこんなもんだが。 この程度の反論、KOSさんは全て承知のうえで書いている。 「ガンダム・エヴァンゲリオン・ガンスリンガーガールと違ってガルパンは人が死なない、血も出ない」。「だからこそ許せない」のだ、ミクロKOSさんには。 「人が死なない戦争ごっこ、だからこそ冒涜を感じる」というのは、分かる気がする。 KOSさんの文章を何度も読み返して、「私はこの人に反論できない。論理的に、反論する資格を持たない。反論しても絶対に聞く耳を持ってもらえないだろう」と思った。 KOSさんの怒りはこうだ。 「戦車に乗って多くの人が殺し、殺されてきた」「それを遊びとして描くのが許せない」 「人殺しの道具だということを自覚して描くんならまだ良い、血生臭さを感じさせないスポーツ的な描き方が許せない」 この怒りはきっと、イジメ描写の問題で私が感じる怒りと同じものだ。 私にとってイジメとは、連合赤軍やデビルマン(原作版)のごとく凄惨なリンチだ。 そういうものなんだから、そう描かなければいけない! そういう描写じゃないと受け付けない! 「じゃれあいだ、悪ふざけだ、喧嘩だ」という矮小化は絶対に許せない! イジメの話を書くなとは言わない、だが、書くなら真実を書いてほしい。 「明るく軽い、簡単に和解・克服できるもの」として書かないでほしい。 チョロいイベントとして消化しないでほしい。 イジメをゲームとして明るく描いたアニメというものが、あるかは知らないが、仮にそういうものを見たら私は深い憤りを覚えるだろう。まさしくKOSさんがガルパンに感じているのと同じ怒りを。 私にとってイジメ描写が「譲れない点」であるように「戦争」はKOSさんにとって絶対的に重いものなのだろう。 もうひとつ、重要なこと。「人それぞれ」で済ませてはいけない点。 KOSさんは自衛官である、らしい。 (自分のことを軍人と呼び、某A大学の大学院生と書いているので、まあ自衛官でしょう) 自衛官が、「戦車」というものを、 だが『ガルパン』におけるそれは、本物の人殺しの道具だ。かつて多くの人々がその中で泥と垢と血に塗れて生き、多くの人々を殺し、骨も残さず死んでいった。 血で綴られてきた人類の歴史を多少なりと知る者として、私は本作が許せない。 (上記サイトより引用) こんなふうに、ものすごーく堅苦しくとらえているのは。 良心的で健全なこと、喜ばしいことかもしれない。 こういう自衛官ばかりならば軽率な戦争は起こさないだろう、という意味で。 PR
風邪と耳炎は、まだ全快はしていません。
でもだいぶよくなったよ。 そんなことより! 今週の「こち亀」にまたツッコミたい! 「ハインケルといったらあれしかないよな中川」 「人の名前なの?」 「いや、第二次大戦のドイツの爆撃機の名前だよ」 そうじゃないでしょう、ハインケルは会社の名前、あるいは社長の名前であって飛行機の名前じゃない。 ハインケルという名前の飛行機なんてこの世にないんだ。 作中に出てきた爆撃機は「ハインケルHe111Z」という名前であって。 「ハインケル社の作った飛行機」を「ハインケル」と呼んでしまうのは、「三菱の作った飛行機を、みんなミツビシという名前で呼ぶ」のと同じだ。 零戦→ミツビシという戦闘機 一式陸攻→ミツビシという攻撃機 銀河→ミツビシという攻撃機 97式重爆→ミツビシという爆撃機 4式重爆→ミツビシという爆撃機 なんだそれは。 でも、でも、ツッコミたいのはやまやまだけど、作者はぜったいわかっててやってる。 ドイツの飛行機は愛称とかコードネームとか、そういう「覚えやすい名前」を持たないものが多い。 たまーに愛称をつけられても、「複数の愛称があって、結局ややこしい」。 Me262→シュワルベ、シュトゥルムフォーゲル He162→ザラマンダー、シュパッツ、フォルクスイェーガー アルファベットと数字の羅列では、おぼえづらく、とっつきにくいと感じる。だから間口を広げるために不正確な表現をしたんだろう。 「フェラーリ」「ベンツ」が「会社名ではなく、クルマの名前」として扱われているように。 「俺フェラーリに乗ってるんだ」 「お前はフェラーリ社の社屋にまたがってるのか?」 野暮というかアホなツッコミですね。 野暮だってわかってるけど言いたくなるんだよー! 追記 「シュワルベ」と「シュトゥルムフォーゲル」が微妙に違うものだということは知っています。 (シュワルベは戦闘機型Me262、シュトゥルムフォーゲルは戦闘爆撃機型Me262) ですから、「同じMe262に複数の愛称がある」というのは正確に言えば違う。 知った上で省略して書いてますので! 他人にツッコミを入れた以上、ツッコマれることもあり得る! ビビりまくりだ!
発熱・悪寒・頭痛・クシャミ・鼻水・トドメに耳垂れが襲ってきて、何日か仕事を休んで寝込んでいた。
風邪と耳炎ですね。 医者にいって抗生剤とかいろいろ飲んで、ごろごろ寝ていたらだいぶよくなった。 だが完治したわけではなく、発熱はなくても頭はキリキリ痛いし、耳からは黄色い汁が。 わたし耳が弱くて、子供のころから頻繁に中耳炎になるんです。 体質だから仕方ない……と思っていたんですが、このたびお医者さんからこんなことを言われました。 「鼻水をすすってるでしょ? 風邪の時の鼻水はバイキンの塊だから、すすったら耳に入ってしまって炎症を起こす、そういう人が大勢いるんです。だから絶対にすすらず、鼻をかんでください。左右の穴、片方ずつかんでください」 えー! 体質の問題じゃないの? そりゃあ今まで、鼻をすすることがなかったとは言えない。 っていうか、かむ習慣があんまりなくて、すすることのほうが多かったな? だってティッシュペーパーを常に持ってるわけじゃないし、仕事中とかバイクの運転中に鼻はかめないでしょう。かんだ後の処理も面倒だし。ズズーッ。そりゃ汚いとは思うけど慣れちゃった。ズズーッ。 一年中ズズーッ。 そのズズーッが原因なのか! ショックを受けたので、ここ数日は大量のテイッシュを持ち歩き、ズズーッのかわりにチーンチーンを繰り返した。 鼻の中に粘液が一滴でもたまったらチーンだ! 絞り出してやるーっ。汚物は消毒だーっ。 するとまあ、鼻かんでも鼻かんでも、出てくる出てくる。これがぜんぶ細菌の死骸? おれの体、超がんばってる! 殲滅戦の真っ最中か! でも家のゴミ箱は丸めたテイッシュで盛り上がり、なんかオナニー大魔王みたいでヤダなー。 これで中耳炎から解放されるのか?
いまガルガンティア2話のニコニコ生放送をみたよー。
やっぱ面白いよ。あっという間の25分だよ。 ヒロインのエイミーも超かわいい。 メガネのお姉さんもいる。期待!! ニコニコのコメントでエイミーのことを「ナディア」って言ってる人がいてw 懐かしいなあ、「ふしぎの海のナディア」。 それは服装からの連想だなw レトロメカと超科学メカが交錯する世界観もそれっぽい? エイミーは色黒といっても「日焼けしてる」ってレベルで、ナディアとは色の黒さがぜんぜん違うけどね。 でもお前ら、「エイミーは性格が良くなったナディア」とか「まともになったナディア」とか、ひどいだろナディアに謝れよ、でも謝らなくていいかな……ナディアのワガママぶりは、今にしても思うと本当にトンデモなかったし。 涼宮ハルヒなんて、ナディアと比較すればワガママのうちに入りませんよ。 「ツンデレの先駆的存在」なのだろうが、「ツンデレを効果的に描く方程式」が確立された現在においては、あそこまでヒステリックなツンはもう出てこないんじゃないかな。それとも、どこかにいる? ジャンくんはなんであんな子がいいの? 命懸けで助けて結婚するほど? ドMか? でも俺もなー、20年前はナディア大好きだったからな。同人誌をいっぱい買ったからな。 ワガママで恩知らずでヒステリックで、「肉は死体だから食べない!(でも卵は食べる)」とか訳のわかんないこと言って、作画崩壊のせいでちっとも美少女に見えないナディアの、何がよかったのだろう。 露出度か? 悲劇的な過去か? やっぱりあなたって発明の天才ね! って台詞か?
アニメ「翠星のガルガンティア」が面白い。
すごく好み。 だってさあ、本格SFの香りが濃厚に漂ってきて気絶しそうだ。 遠い未来、宇宙怪獣と戦い続ける人類! ロボットに乗って激戦を繰り広げていた主人公は、戦いの最中のアクシデントで異次元(たぶん)に吹き飛ばされる! 漂着したのは、文明の衰退した海洋惑星。なんと伝説の星・地球だという! 宇宙戦争しか知らなかった少年と、海洋惑星でたくましく生きる人々の交流! でもさっそく、文化や文明レベルの違いで暗雲が! 冒頭の宇宙戦闘シーンもいいが、惑星地球にきてからの風景描写とか、女の子が駆けまわる動作の描写とかが、すごく胸を打つんだよ! あと、主人公が地球の空気をはじめて嗅いで臭いにぎょっとするシーンとか。地球のメカと主人公のメカが、桁違いの技術の差があることが一発で分かる描写とか。 チェインバー(主人公のお供のロボ)とのやりとりもいい。 子供の頃にワクワクしたSFが俺の前に帰ってきてくれた、という期待でふるえている。 ネット(ニコニコ大百科とか、ツイッターとか、2chのアニメ板)でも、SF的な議論・妄想が溢れている。 まだ始まったばかりだけど、これから3ヶ月が本当に楽しみ。 でもこのタイトル、ついつい「ガルガンチュワ」って言いたくなるよな。 俺だけか? 昔、知り合いが「花右京メイド隊」のことを「花京院メイド隊」って呼んでて、目の前に単行本があるのに花京院メイド隊って言い続けて、俺ついに我慢できなくなって、 「なんだ花京院って! エメラルドスプラッシュかよ!」 俺も人のこと言えなーい! |
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